Kaduna’s blog

2次記憶として徒然に

クオンツの就活

 

はじめに

はじめまして。Kadunaと申します。

就職活動や学会発表の準備が一段落したため、備忘録としてブログを始めることにしました。ありがちな理由です。

最近年齢のせいか、学んだことをすぐに忘れてしまうので、アウトプットの場として勉強した事柄に関して軽くまとめていけたらいいと思います。

最初の記事ですが、私の就職活動について書き留めておくことにしました。

私は日系のクオンツを志望して就職活動を行っていました*1が、世間一般の就職サイトでは専門職に関する具体的な話題がほとんどなく(志望者の母数から考えれば当たり前ですが)情報収集に少し困っていました。そこで、クオンツという職種に興味を持っていらっしゃる奇特な学生の方に向けて、私の就職活動における轍を少し残そうと思い立ちましたのでためになれば幸いです *2

 

Identity

まず私は19卒の理系修士院生で金融工学系の専攻ではありません。専門に関しては書くと一瞬で身バレする気がするので一応伏せておきます。来年度以降に気が向いたときに、詳細をもう少し追記するかもしれません。

さて、クオンツというとMalliavin解析・ホワイトノイズ解析といった高度な数学を駆使しており、理論物理や数学のph.D取得者が就く仕事といったイメージが一般的には存在する気がします。しかし、私は数学が出来ませんが、いくつかのタイプのクオンツから内々定の示唆をいただけたので、入社段階において必ずしも高度な数学力が要求されているわけではないのでしょう。実際に、インターンシップにエントリーし始めた昨年度の夏の時点において、クオンツの業務で必要とされる各分野に関する私の理解度は、下記のように教養数学に毛の生えた程度でした。参考までに主に勉強した教科書も合わせて掲載しておきます。

  • 線形代数…ショルダンの標準系からテンソルくらいまで。(川久保勝夫「線形代数学」)
  • 微積…1変数の複素解析、フビニの定理くらいまでのルベグ積分。(難波誠「微分積分学」、R.V.Churchill, J.W.Brown「複素関数入門」、吉田洋一「ルベグ積分入門」)
  • 確率論…特に集中して勉強したことはありません。測度論的確率論?SDE?なんか難しそうな講義があるな~程度のスタンス。
  • 統計…おそらく統計検定1級程度。(東京大学教養学部統計教室「自然科学の統計学」)
  • CS…計算機の構造を多少理解しており、調べながらであればC, Java, pythonをかける。(J.L.Hennesy, D.A.Patterson「コンピュータの設計と構成」)
  • 経済…経済用語と経済理論の最低限の理解。(縄田和満「理工系のための経済学・ファイナンス理論」、吉川洋マクロ経済学」)

夏休み以降は、以下の本を流し読みしていました。ちなみにお勧めはインベスターZです。読んでいると万能感が得られます。 

  • B.Malkiel「ウォール街のランダムウォーカー」:超定番の本。インデックス投資の先駆けであり金融と関係ない人も読んでいます。
  • A.Ang「資産運用の本質」:最近の運用業界のバイブル。これを読んでないと(バイサイドでは)似非クオンツと言われるという噂。
  • 木島正明「金融工学」:とあるインターンシップで指定された教科書です。内容は、だいたい知っていたことでした。
  • S.E.Shreve「ファイナンスのための確率解析Ⅱ」:こちらはセルサイドのバイブル。証明の細かいところは追っていません。
  • 三田紀房「インベスターZ」
  • S.Patterson「ウォール街アルゴリズム戦争」
  • N.N.Taleb「ブラックスワン
  • J.Kay「金融に未来はあるのか」
  • J.Luyendijk「なぜ僕たちは金融街の人々を嫌うのか」

最後の2冊の本ですが、金融業界そのものに関して扱っており、マネージャークラスの方との面接において若干役に立った気がします。金融業やクオンツという職業のあり方や行く末に関する質問*3はウケがよかった気がします。あまりこういったことを質問する学生はいなかったのかもしれません。

加えて、次のサイトで(HFTではない)アルゴリズムトレードについて勉強をしていました。イントロダクションも丁寧でなかなか面白いのでお勧めです。

www.quantopian.com

 

Quants

次はクオンツ就活の現状について整理してみようと思います。

クオンツ 就職活動」で検索すると主に次の2つの記事が目に止まりますが、クオンツの就活の現状に関しては2つ目の記事がかなり正確にまとまっており、私の理解ともよく一致しています。私が就職活動を始める前に出てくれると嬉しかったです…

1つ目の記事に関しては、経団連が定める就職活動のスケジュールの差を除いたとしても、細々としたフローが異なっておりやや情報が古いように感じます。

gaishishukatsu.com

gaishishukatsu.com

補足するのであれば、デリバティブクオンツには、主にトレーダーの隣に座ってツールやモデルの導入を行うデスククオンツと、論文を読みモデルの開発・実装を行うクオンツが存在します。就職活動を通して、モデル開発がしたいという方に出会うことが多かったように思いますが、その際に気をつけるべきはヘッドクオーターがどこに存在するのか、どの程度日本人が関わっていける可能性があるのかといったことではないかと思います*4。全体として、モデルへのリスク統合XVA(X-Value Adjastment)に関する話題を聞くことが多かったです。

加えてセルサイドでは、デリバティブのプライシング及び為替・株式の執行基盤周りの小さなプログラムの高速化や、その取引戦略の考案といったエンジニアよりの仕事も一応存在します。このあたりの業務ではFPGAの利用などの試みもあり、それなりのCSの知識が要求されるようです。こちらの仕事の方が潜在的な需要があるような気がしましたがどうなんでしょう?

何はともあれ、AIやらBlock ChainやらRPAやらFintech関連のパワーワードが叫ばれている昨今、間違いなくクオンツの業務のすそ野は広がっており、クオンツの名のもとの募集が広がってきています。実態はさておきとりえずクオンツと名付けて募集をすれば、学生が集まってくる疑惑もやや感じます

理系であれば基本的にウェルカムなのではないでしょうか。

 

Short remarks

就職活動を通しての雑多な感想です。

まずインターンシップですが、次のようなスケジュールで開催されていたと思います。私は、夏からポツポツと参加しておりました。

  • 夏(8,9月):外銀各社のマーケットやIT、日系証券(野村、みずほ、△大和)、第一生命、みずほFG
  • 秋冬(12,1月):三井住友信託銀行、アセットマネジメント各社
  • 冬(2,3月):日系証券各社、マリン、三菱UFJ銀行

私たちの代は、3月以降に就職が解禁され、保険会社は4月下旬、証券会社(除大和)は5月上旬、銀行は5月下旬~6月にかけて内々定が出るイメージでした。アセットマネジメント会社はフライングしているか遅めの気がします。

私は、3,4月はかなり暇&鬱気味に過ごしておりました。何をしていたのか今でも若干思い出せません。早く選考を進めて欲しいものです。そして、5月から怒涛の勢いで内々定に近づいていきました。

面接に関しては、基本的に以下の定番の質問に答えれればよかったように思います。ただし、修士の学生は博士の方とは異なり、会社によってはキャラクターもそれなりに大事な気がします笑。

  • 研究内容
  • なぜその業界か(+証券であればなぜ野村でないか)
  • 選考を受けている他社はどこか
  • やりたいこと

また、インターンシップの面接でも質問される事柄はほとんど変わりませんでしたが、「〜のため興味を持ったのでインターンに参加したいです」のテンプレで押し通していました。

研究内容はあまり深くは掘り下げられませんでした。10分程度でシンプルにまとめて話せれば十分でしょう(除三菱系)。細かい話に関する議論は難しいので当然かもしれません。

選考を受けている他社に関する質問は、業種(セルorバイ)をそろえて答えておくと無難な気がします。

加えて、「最終的な企業選択の基準はなにか?」といった若干の変化球が投げられることはありましたが、選考途中で第一志望であることを明言する必要は特にありませんでした*5。それなりに正直に就職活動の状況を伝えていたところ、内々(々)定の示唆後に暫く決断をする猶予をいただけましたが、遅くとも6/1までにはそれなりに決断する必要があります。(除三菱UFJ銀行)

また、話題がなかったためかも知れませんが、最終選考付近では英語力に関する話題が上がることがありました。インターンでも、英語の論文を読んだりは普通にしますので、英語はできるとよいでしょう。

クオンツの内定者は少人数のイメージですが、アクチュアリー外資、博士課程に抜けて行くことを考えれば、それなりの人数に内々定を出している気がします。いずれにしても、よい人材だと思われれば、採用してくれる雰囲気を感じたので採用人数に関してはあまり気にしなくても大丈夫なのではないでしょうか?

さて、私が主に見ていた企業について伝聞も含めて少しづつコメントしていきます。 

必ずしも記載されている企業のインターンや本選考に参加したわけではありません。

当然ですが、就職活動におけるクライテリアは各人異なり、これらのコメントは各社の良し悪しについての言及を意図しているものではありません。何か問題があれば削除しようと考えておりますので、コメント欄にご連絡のほどお願い致します。

銀行

各行、クオンツの社内での位置づけが異なるのでやや注意が必要です。これは、入社後の支店配属の有無などに現れています。

三菱UFJ銀行(FT)

他行とは収益構造が大きく異なる国際的な銀行で、市場系部門の専門職としてクオンツを募集しています。これは銀行検定などを受験する必要がなくなったことにも見受けられます。ほぼ全てのクオンツ業務が存在し、クオンツの規模・専門性という意味では野村証券と双璧をなしているのではないでしょうか?ただし、こちらの方が社員のバックグラウンドが多様であるように感じました。

3,4月にある簡単なインターンに参加すると、社内に呼ばれ社員と合わせて貰えます(15/60人程度)。ここでランキングはされているようですが、6/1からの面接を受ける必要があります。証券も含めて三菱系は研究についてゴリゴリ詰められますが、成果ではなく研究への取り組み姿勢を見ているようなので自信をもって好き勝手話せばよいかと思います。

最終的な入社人数は5人程度でしょうか。

 

SMBC(クオンツ)

ジェネラリスト思考であり行員の役職の一つとしてクオンツが存在します。つまり、クオンツである前に銀行員です。今年度から3人採用を始め、1年間支店経験をした後に市場系の部署に配属されるようです。今までは融資メインだったところ、クオンツチックな市場系の業務に本腰を入れて取り組み始めているように感じました。

 

みずほ銀行(AM&GM)

AM&GMコースの中にクオンツが存在します。クオンツUFJSMBCの中間的な立ち位置であり、研修として半年間支店配属になります。CVAデスクを日本で初めて導入した実績があるようです。クオンツとして採用されると、みずほ第一ファイナンシャルテクノロジーという専門性の強い子会社において、金融コンサルタントのような形で働く場合もあります。この会社はph.Dのみをプロパーとして採用しており一風変わっています。

夏に行われているインターン(15人程度)に参加するとかなりの優遇が受けれます。

こちらも、最終的な入社人数は5人程度でしょうか。

  

ゆうちょ銀行(クオンツ)

GSからスカウトしてき方々を中心に市場系の業務を始めようとしており、面白そうでした。ポートフォリオの選定が終わった段階と聞きました。OJT色強く仕事が出来そうです。

 

三井住友信託銀行(受託・市場)

融資だけでなく、受託や不動産を扱うことのできる信託銀行です。一応銀行のカテゴリに入れておきました。

AUMは日本No1です。

配属を市場系の部署に限定する募集を行っており、どのチームにコミットすることになるのかは不明です。クオンツの立場はSMBCと似たような感じなのではないでしょうか?部門を跨げば不動産に関わることができるのは面白そうです。

インターンは2,3人程度らしく、本選考にはほぼ関係ないという噂です。

 

証券

野村證券(GM、リサーチ)

みんな大好き総合職Cの野村證券です。

クオンツはGlobal Marketsとリサーチにいます。どちらのか一方しか受けられず、選考ではいろいろな社員とお話をすることになります。野村カルチャーといわれるだけあり、独特な雰囲気があります。

GMインターンクオンツonlyではありません。採用はデスクごとであり、私の年度はデスククオンツリスク管理、ストラクチャリング等を募集していた気がします。プライシングモデルは元リーマンのクオンツがロンドンで非常に正確なものを開発をしていると聞きました。

「日系のリーディングカンパニーとして東京のマーケットを作っていく」というプライドのある発言が心に残っています。株、債券ともに強いらしいです。

一方、リサーチのクオンツ金融工学研究センターに属しており、定量的なリサーチをプライマリー及びセカンダリー向けに別々に展開しています。MIFID2で従来のアナリスト業務からの収益減が見込まれる中、Quantativeなアプローチで付加価値を出して行きたいようです。実際に、18卒より採用人数が倍増しています。AIを使ったビジネススキームの構築にも取り組んでおり、機械学習が分かる人材を求めている気がします。

インターンは10人程度✕3、最終的な入社人数は5人程度でしょうか。

ところで、前期の決算ヤバイですが大丈夫なのでしょうか…

 

大和証券(FT)

夏に座学、冬に部門別のグループワークのインターンシップ(大人数)を開催していますが、冬に参加すれば十分な気がします。FTという広い枠で募集しており、入社した後の希望に沿って配属部署が決まりますが、デリバティブの部署に配属されるのは1人のようです。雑多な数学と簡単なプログラムの試験がありますが、それほどの得点率は求められていないでしょう。

IB等を含むコース別の内定者は20人くらいだそうです。

 

日興SMBC証券(セールス&トレーディング)

唯一ESの段階で落ちました。インターンを辞退したことが原因となっている気がします…

インターンの面接の段階から第一志望は現在どこかといった、インターンにあるまじき質問が飛んでくるので、適当に流しましょう。かなり他社(特に野村証券)を意識していた気がします。

 

みずほ証券(GMK)

円債が野村證券と共に強いらしいです。Equityサイドでも、Deep learningを利用した短期予測やHFTの組み込みなど執行基盤に力を入れているようです。インターンの面接でSDEを解かされた際に、拡散項と言われたものをラプラシアンと勘違いしたため解けませんでしたが、なぜか通過することが出来ました。(あまりにも頭が悪い)

論文読んで実装という課題でしたが、私には適切なレベルであり、1年を通したインターンの中で内容は最も楽しかったです。

インターンは少人数で何回か開催されています。最終的な入社人数は1,2人程度でしょうか。

 

UFJモルガンスタンレー証券(FE)

デリバティブだけではなく、IT側のチームにもそれなりの人数がおり、力を入れて取り組もうとしている感じを受けました。インターンへの参加が必須という噂が流れていますが、参加していなくてもきちんと研究をしていれば大丈夫です。実際にインターン非参加の内定者の方を知っております。研究に関しては、非常に根堀葉掘り説明を求められ、わざわざ白紙が用意してあるほど重要視されています。銀行よりはベース給は低く、ボーナスのボラティリティは高いようです。

インターンは少人数で何回か開催されています。最終的な入社人数は3人程度でしょうか。

 

資産運用会社

アセットマネジメントOne

AUM日本No3。明示的にはクオンツの募集はしていないはずですが、15人程度のインターンは存在しているようです。完全なAIファンドを持っていたりします。中国株にそれなりにbetしていた気がするのですが、大丈夫なのでしょうか…

みずほ銀行のAMコースや第一生命のクオンツで入社したほうがよいのでは?と感じ私は応募しませんでした。

 

野村アセットマネジメント(クオンツ)

AUM日本No4。最上階にモダンな部屋が存在します。

FMになりたいのであればいろいろバランスが取れておりよい会社なのではないでしょうか。クオンツ運用またはR&Dチームに配属されます。バイサイドの仕事柄、それほど高度な数理やCSの知識が要求されるわけではなく、データサイエンティストよりの業務になりそうです。

インターンシップは5人程度✕2、最終的な入社人数は2,3人程度でしょうか。

 

保険会社

第一生命(クオンツ)

 夏のインターンは40人程度であり、本選考にはほぼ関係がないでしょう。金融の理解が不十分だった私にとっては難しい内容でした。この会社のクオンツは、本体で運用かみずほ第一フィナンシャルテクノロジーで働くことになります。

4月の上旬に模擬試験がありますが、ほぼ満点が取れるレベルで時間も余裕で余ります。誘導がついた線形代数微積分、金融工学、統計の基礎的な問題でした。その後、すぐに部長面接→人事面接となります。証券会社も考えているというと即落とされる疑惑が私の中で存在します。生保アセマネ信託など運用に興味があることを主張しておけば無難な気がします。デリバティブに詳しい学生を少し探しているとの噂もどこか(東工大)で聞きました。

最終的な入社人数は4人程度でしょうか。

 

東京海上日動火災保険(Spec)

アクチュアリー金融工学・データサイエンス」コースがありますが、これは実質アクチュアリーコースでした。このコースで入社するとアクチュアリー試験を受験する必要があります。単純に金融工学・データサイエンスに興味があるのであれば、適性に応じて配属を行うため、通常のコースでエントリーして欲しいと言われました。アクチュアリーはほとんどの人が東大出身だった気がします。

ところで、アクチュアリーは30才で年収2000万と風の噂で聞いたのですが、ホントなのでしょうか…

 

外資投資銀行

クオンツの募集もあったりしますが、外資系だけあり基本的にph.Dが必須です。研究室の博士の先輩がクオンツかストラクチャーになる可能性があるようなので、必ずしも金融工学周りの専攻である必要はないのかもしれません。少し変わったところでは、ドイツ銀行クオンツアナリストの枠が存在した気がします。また、アルゴリズム系の開発はほぼ日本には存在せず、香港等で行われるようでした。

まぁ何社もあるので一概には何とも言えないです。私は欧州系の方が好きでした。

 

What I should have done.

大手金融機関におけるクオンツしか見ていない典型的な就活生であったので、もう少し視野を広げて他の企業も見てみればよかったと思います。

具体的にはAlpaca、bitFlyerBloomberg、Point72、CGI Assetmanegement、Dharma Capital、商社のコモディティ金融庁等でしょうか?まぁ明らかに時間が足りないですが。

また、就職活動の中盤でトレーダーを打診されることがあり、そちらについてももう少しインターン中から考えておけばよかったです。

そしてなによりも、最終的に就職先を決めるまでに、転職エージェントと繋がりを持ち転職市場における需給を理解する余裕がなかったことが悔やまれます。各社の給与・福利厚生云々よりも、むしろここが最重要な気もします。

 

さいごに

なにはともあれ、クオンツという仕事に興味があるのであれば、興味があるタイプのクオンツがいる会社のインターンシップに絶対に参加しておきましょう。どの会社に行くのか迷うのであれば、業界のリーディンカンパニーに行っておけば間違いないでしょう。そしてツマラナイと感じたら、すぐさま辞退しましょう。時間は貴重です。

金融業界は全体として先行きがあまり明るくなく、IT業界で働く方が無難で自由*6過ごすことができると私は感じます。

しかし、もし金融自体に興味があるのであればクオンツというのはexcitingな仕事の1つなのではないでしょうか?

*1:他の職種はほとんど見ておりません。なんとなく受けた某SIerは面接でLLVMの話をしていたら落とされました😭

*2:実際にクオンツとして働いていらっしゃる方は、こんなふうに(内情を勘違いして)就職活動を行っていた学生もいるんだなと流していただけると幸いです。

*3:デリバティブに関してはXVA導入後の業務、リサーチに関してはアルファの枯渇

*4:往々にして、ロンドンで現地採用された外国人の方が腰掛で開発してるとかなんとか…

*5:(他の選考を辞退すれば…内々定を…)という心の声が聞こえてくることは幾度かありました

*6:良くも悪くも日系のクオンツは会社という大きな組織の中で普通のサラリーマンであることを求められているように感じました